FIAT500 チンクのブログ

YAHOOブログから越してきました。

旧式MTB MARINを弄る その9 また固着で膠着

同僚のお方より中古パーツを譲り受け、MTBのレストアも徐々に進んでおります。
とはいえ、Vブレーキ化したりシフトをグリップ式に変更したり、消耗品と不足部品を調達せねば
完成には至りませんので、近所の大型自転車店へ。
 
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これら、小さな部品をそろえました。
 
もう一息で組めるはずなんですが問題が。
BBの右ワンが外れない。36のレンチが駄目になりました。
ここは逆ネジのはずなので間違わないよう注意して、CRC吹いてもどついても駄目。
悩んだ挙句、ここはプロに任せようと部品を購入した大型自転車店へ。
 
「BB交換ですか?」
「いえ、すでに外してありますが右ワンだけ外れないんですけど、外してもらえます?」
「工賃600円いただきます」
「どうぞどうぞ、でもなかなか廻りませんよ」
 
さて、1時間弱待ったでしょうか、整備の店員さん2人がかりでやってますが外れません。
立派な工具もしなる勢い。
「すいません、うちでは無理です。」
そういわれては仕方ない、引き取って帰ろうとしていたところ
パーツを購入した時に対応してくれたアルバイト君が
「~~のところにMTB自転車専門店があります、そこなら何とかしてくれるかもしれません。」と教えてくれた。
 
さっそく訪れてみるとかなりマニアック。
お店の大将は気さくでいい感じ。「取れます取れます、ちょっと待っててください」
 
数分後、
「・・・これは取れません。自宅に持ち帰ってでっかいバイスにはさんでフレームつかんで廻します」
 
ということで一晩預けた結果↓
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よかった~。これ外れないことにはレストア頓挫。
 
工賃4000円かかったが、金額以上の安堵感。
専門店店主曰く、「このフレームは貴重ですので大切に乗ってください。今のフレームとがお金のかけ方違いますし
このころの一時代しか存在しないですから。マニアになってくればわかります。」
・・だそうです。
 
確かに、この薄汚いフレームはタンゲ製クロモリのバテッドチューブ。
昨今のアルミやカーボンのような派手さこそ無いが、強く且つしなやかさがあるのがクロモリの長所。
しかも当時最先端(?)のオーバーサイズ。MTBにはもってこいの素材でしょう。
店主さんはその辺りをいっておられたのだろうか・・?
職場のマニアも大事にしたほうがよいといってたし。
ざらしにしていた俺って・・。
 
気を取り直しBBシェル内を掃除。状態は悪くない。薄くグリスを塗布。
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で、さっそく同僚からいただいたBBを組み付けました。
オリジナルがシャフト長128mm弱、シェル長68mmでしたが、いただいたものはシャフト長ぴったり。
組んでみると、明らかにスムーズ。
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固着膠着状態から抜け出し、一気に前進しそうです。