FIAT500 チンクのブログ

YAHOOブログから越してきました。

クラッチ・ブレーキペダルのOH

クラッチとブレーキペダルアッセンブリーのOHを行いました。

回転軸のガタがありクラッチを踏むとペダルが傾く症状です。
回転軸には樹脂製のカラーが使われているらしく、これが磨耗していると思われますので交換してみます。
先ずはブレーキマスターシリンダーのナットを2箇所緩め
ペダルアッセンブリーのボルト3箇所を外します。
ブレーキリターンスプリングとクラッチワイヤーを外せば患部を摘出できました。
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塗装の剥げ、錆び、オイル汚れもありますが想像してたよりは綺麗。
ペダルのガタはこの状態でも確認できます。さて、早速分解。
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シャフト左端でクラッチペダルとの締結部にピンが使われてますので
ピンポンチで叩いて抜きましたが、なんと折れてました・・。
樹脂製のカラーはというと・・
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刻々と変化する断面形状(笑)。かなり磨耗してます。板厚がかなり薄くなっているところも。
右上に折れた(折れてた?)ピンも写ってます。

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錆を軽く落とし、塗装。
右上の部品は今回事案と無関係。ついでに塗装。

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タップとダイスにて各部ボルトナットのねじ山修正。

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今回新しく使う部品。
樹脂カラーは2部品に分割されているものでした。
螺子屋にてクラッチペダルを止めるピンも買ってきましたが、
叩き込むのも抜くのも面倒なのでM4ボルトナットも準備。 

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ちょっと加工が必要です。3枚目画像中央のパイプにも加工が必要そうです。

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樹脂カラーの場所を間違えると左右方向の規制が効かないことが分かり
ちょっとした加工を施しながらシリコングリースたっぷりで、このような感じで組みあがりました。
美しく、ガタも無く、スムーズに出来上がり。

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ほらね。

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ほらね。

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ほらね。
この螺子でとまっている三角のプレートがシャフトのスライドを規制してますので
これが有効に働くよう、樹脂カラーの組み付け位置を考慮しました。

夕ご飯の時間になったので車両へ戻すのは後日。